太陽光発電投資を行う際、初期費用がいくらぐらいなのか気になる方は多く見られます。初めて太陽光発電投資をする方は、設置費用の相場など気になるものですよね。
太陽光発電投資をする上で、初期費用を抑えることはとても重要です。設置費用が安くなれば、利回りも高くなり回収期間も短くなるからです。
また、太陽光発電投資は施工会社によって値段が異なります。同じ発電量のソーラーパネルでも、高い業者もいれば安い業者もいるからです。
せっかく太陽光発電投資を行うのであれば、安い業者に依頼したいものですよね。
そこでこのページでは、太陽光発電投資の初期費用の相場や回収年数についてご紹介します。いくらぐらいの費用が必要になるのかをあらかじめ知っておきましょう。
目次
産業用太陽光発電投資の設置費用相場
産業用太陽光発電投資の設置費用の相場をご紹介します。実際に、太陽光発電を設置している事例からいくらぐらいの費用なのかをお伝えしていきましょう。
事例1:初期費用が8,150万円のケース
設置費用が8,150万円の事例になります。4,840㎡の土地面積になります。そのため、1㎡あたりの単価は、16,838円になります。
坪単価の場合、坪は3.3㎡です。したがって、55,568円が坪単価になります。利回りも非常に高く、初期費用を7年で回収できます。
このときの利回りの計算方法は、以下の通りです。
14%(利回り) = 1,160万円(年間の収入)÷ 8,150万円(初期投資)
非常に高い利回りになり、7年で初期投資を回収できるため、非常に高利回りの太陽光発電投資になります。
利回りとは、初期投資における売電収入の割合のこと。初期投資が1,000万円の場合、毎年の売電収入が100万円だと利回りは10%になる。
事例2:初期費用が3,400万円のケース
太陽光発電設備の設置費用が、3,400万円の事例です。土地面積は1,890㎡になり、1㎡あたりの単価は、17,989円になります。
そして、坪単価は59,365円です。こちらの利回りは、以下の計算式の通りになります。
12.7%(利回り) = 440万円(年間の収入)÷ 3,450万円(初期投資)
利回りは12.7%と非常に高いです。初期費用を8年で回収できるため、リスクの少ない太陽光発電投資といえます。
このような高利回りで太陽光発電投資を行うように心がけてください。そうすれば、リスクが少なく儲かる太陽光発電が可能です。
利回りの目安としては、10%を超えると安定した経営ができるとされています。ちなみに賃貸経営の場合は、5~7%ほどです。
事例3:設置費用1,400万円のケース
これは、設置費用が1,400万円の太陽光発電投資の事例です。年間の売電収入は154万円です。利回りは以下の通りです。
11%(利回り) = 154万円(年間の収入)÷ 1,400万円(初期投資)
利回りは11%になり、初期投資を9年で回収できます。非常に安定した太陽光発電投資だといえます。
利回りは高ければ高いほど良いです。そのため、10%以上を目指して太陽光発電投資を行うようにしてください。
そうすれば、10年で初期投資費用を回収できます。
ただ、冒頭でもお伝えしましたが、業者によって初期費用や利回りは異なります。業者選びを慎重に行い、初期費用の安い業者を選ぶようにしてください。
太陽光発電投資は初期費用0円でできるのか
太陽光発電投資は、初期費用0円で土地活用ができます。フルローンによって借り入れが可能なため、初期投資ゼロで売電収入が得られます。
ただ、メリットもある一方でデメリットもあるため、初期投資0円で太陽光発電投資を検討している方は注意するようにしてください。
それでは、太陽光発電投資を初期投資0円で行う際のメリットデメリットをご紹介します。
太陽光発電の初期費用0円のメリット
太陽光発電の設置費用を0円で行う場合、以下のメリットがあります。
- 初期費用がなくても売電収入が得られる
- 土地さえあればすぐに太陽光発電投資が行える
順番にご紹介していきます。
初期費用がなくても売電収入が得られる
フルローンで太陽光発電投資を行う場合、初期費用が必要ありません。そのため、初期投資0円で売電収入が得られます。
お金を使わずに、毎月売電収入が得られる仕組みを作れます。初期投資0円で、毎年200万円の収入があることを考えると非常に嬉しいですよね。
土地さえあればすぐに太陽光発電投資が行える
初期投資0円で太陽光発電投資を行う場合、土地さえあればすぐに太陽光発電投資が可能です。業者と話し合い、金融機関にローンを申し込むだけです。
初期投資が必要な場合、1割程度頭金を用意しなければいけません。仮に、2,000万円の初期費用がかかる場合は、200万円を用意する必要があります。
お金がない方の場合、この費用を準備しなければいけません。
しかし、初期費用0円で太陽光発電投資ができれば、土地さえあればすぐに太陽光発電投資ができます。お金はないが、土地を持っていて土地活用に悩んでいる方には、非常に大きなメリットです。
太陽光発電の初期費用0円のデメリット
太陽光発電を初期費用なしで行うと以下のデメリットがあります。
- ローンの金利が高くなる
- 返済額が高くなるリスクがある
メリットだけではなくデメリットもあることを覚えておきましょう。それでは、順番にご紹介していきます。
ローンの金利が高くなる
頭金がなくてもローンを組むことはできます。
ただ、ローンの金利は高くなります。頭金を必要としない場合、金融機関の審査は厳しくなるからです。
たとえば、銀行などは頭金を1割は用意しなければローンの審査に通りません。また、金利は1~1.5%など低いです。
一方ソーラーローンなどの頭金不要なローンの場合、頭金がなくても審査に通りますが、金利は3%ほどになります。
頭金がなくてもローンで資金調達すればいいですが、ローンの金利は高くなるデメリットがあります。ローンの金利が高くなればその分返済額は大きくなるため、利益は少なくなることを覚えておきましょう。
返済額が高くなるリスクがある
頭金を入れない場合、返済額が高くなります。そして、ローンの残高が高くなるため、リスクは高くなります。
たとえば、太陽光発電の初期費用が2,000万円の場合、頭金1割を用意した場合はローンの残高が1,800万円です。
しかし、頭金を用意しない場合はローンの残高が2,000万円のままになるため、ローンの残高が高くなります。
太陽光発電投資は利回りが10%を超えます。リスクの少ない不動産投資ですが、全くリスクがないわけではありません。ローンの残高が高くなるとその分リスクは高くなります。
フルローンで太陽光発電投資を行う場合、リスクが高くなることを覚えておきましょう。
初期費用の回収期間はどのくらいなのか
初期費用の回収期間はどのくらいがベストなのでしょうか。初期投資は早ければ早いほど良いですが、実際はどのくらいなのか気になるものですよね。
利回りによって回収年数は決定する
太陽光発電投資において、回収年数は利回りによって決定します。先ほどもお伝えしましたが、利回りとは初期費用における毎年の売電収入の割合によって決定するからです。
1,000万円の初期投資で年間の売電収入が100万円であれば、利回りは10%です。そのため、10年で初期投資を回収できる計算です。
それでは、利回りが10%の場合どのくらいで初期投資を回収できるのかをご紹介します。
利回り別の回収年数
順位 | 賃貸メーカー | 戸数 |
---|---|---|
1位 | 大東建託グループ | 97万8902戸 |
2位 | 積水ハウスグループ | 59万1000戸 |
3位 | レオパレス21 | 56万8739戸 |
4位 | 大和リビング | 50万4059戸 |
5位 | スターツグループ | 48万3120戸 |
6位 | 東建コーポレーション | 21万4696戸 |
7位 | ハウスメイトパートナーズ | 20万3518戸 |
8位 | ミニテック | 18万2210戸 |
9位 | タイセイ・ハウジーグループ | 8万4521戸 |
10位 | 長谷工ライブネット | 8万2833戸 |
11位 | 東急住宅リース | 8万2288戸 |
12位 | 旭化成不動産レジデンス | 8万1079戸 |
13位 | 日本管理センター | 7万3816戸 |
14位 | パナホームグループ | 7万3284戸 |
15位 | アパマンショップホールディングス | 7万1078戸 |
16位 | 生和コーポレーション | 6万8855戸 |
17位 | 三井不動産レジデンシャルリース | 6万1392戸 |
18位 | ジェイ・エス・ビー | 6万154戸 |
19位 | 常口アトム | 5万7937戸 |
20位 | LIXIlリアルティ | 4万7800戸 |
利回りが高くなるほど回収年数は短くなります。初期投資が高くても利回りが高ければその分儲かります。
初期投資の金額だけではなく、利回りなどの収支のバランスを考慮した上で太陽光発電投資を行うようにしてください。
産業用太陽光発電の維持費や保険などの費用
太陽光発電投資は、初期費用だけではなくメンテナンス費用や初期投資費用がかかります。事前にどのような費用がかかるのかを把握しておきましょう。
メンテナンス費用
太陽光発電投資は、維持費用がかかります。設置費用の1%ほどが目安です。設置費用が1,000万円の場合、年間で10万円かかります。
ただ、あくまでも目安です。必ずこの費用というわけではありません。
消耗品の交換
太陽光発電設備は、消耗品があります。10年に1度交換する必要がある部品があります。その都度交換費用がかかるため、把握しておきましょう。
保険料
太陽光発電投資を行う際、保険に加入します。自然災害などの被害に遭った場合、保険に加入していないと困りますよね。そのため、保険料を支払います。
保険料のプランによって変わってきますが、設置費用の0.5%ほどの費用が目安です。
万が一台風などで破損してしまった場合、ローンだけが残ってしまう恐れがあります。そのため、必ず保険には加入するようにしてください。
太陽光発電投資の初期費用を安くするための方法
太陽光発電の初期費用を安くすることができれば、利回りは高くなります。また、回収年数も短くなるため、初期費用は極力安くするようにしましょう。
この項では、太陽光発電投資の初期費用を安くするためのポイントをご紹介します。ここでご紹介した方法を利用して、お得に太陽光発電投資を始めましょう。
多くの業者の情報を集める
太陽光発電を設置する業者は数多くいます。そのため、まずは業者の情報を集めるようにしましょう。
すべての業者が優良業者ではないからです。業者によっては、悪徳業者も存在します。悪徳業者に依頼してしまう場合、以下のように手抜き工事をされてしまう恐れがあります。
この場合、アンカーボルトという杭がきちんと地中に埋まっていません。そのため、強風などで太陽光パネルが飛ばされてしまうリスクが高いです。
太陽光発電は住宅とは異なり、人が生活しません。そのため、見えない部分で手抜き工事をする業者は非常に多いです。
こういった業者ではなく、きちんと丁寧に工事をしてくれる業者に依頼したいものですよね。
ただ、太陽光発電業者は認知度が少なく、「太陽光発電業者はどこの会社があるのか?」という質問をされてもほとんどの方が答えることができません。
まずは、どのような業者がいるのかなど事前に情報を集めることが重要です。後で後悔してからでは遅いため、太陽光発電投資について勉強するようにしてください。
相見積もりを取る
太陽光発電投資の費用を抑えるためには、相見積もりを行いましょう。相見積もりによって適正価格で太陽光発電投資を依頼できるからです。
相見積もりとは、複数社に見積もりを依頼して、見積もりを比較すること。見積もりを比較して安い業者を選ぶことができる。
相見積もりを行えば、安い業者を選ぶことが可能です。太陽光発電投資は、車のように定価がありません。そのため、同じ土地に太陽光発電設備を設置するとしても、業者によって価格は大きく異なるのです。
たとえば、以下は1社だけに見積もりを依頼した場合です。
- A社:3,000万円
この場合、3,000万円という価格が高いのか安いのか判断することはできません。先ほどもお伝えしたように、太陽光発電投資の見積もりには、定価が存在しないからです。万が一、相場よりも高い値段だったとしても判断できません。
一方で、以下は複数社に見積もりを取った場合です。
- A社:3,000万円
- B社:2,400万円
- C社:2,000万円
複数社を比較すれば、どのくらいの相場なのかわかります。先ほどのA社の相場が高いことがわかります。
相見積もりを取らずにA社だけに見積もりを依頼していた場合、相場よりも高い費用になっていたのではないでしょうか。
相見積もりを取ると、相場を判断して最も安い業者に太陽光発電投資を依頼できます。逆に、業者を比較しなければ適正価格を判断することは不可能です。
太陽光発電投資を検討している方は、必ず相見積もりを取り業者を比較するようにしてください。
一括見積もりサイトを活用する
相見積もりを依頼する際、一括見積もりサイトを利用しましょう。一度の入力で業者を比較できるからです。
簡単に業者の見積もりが取れて比較できるため、一括見積もりサイトを利用しなければ損です。
太陽光発電投資の施工業者は、あまり知られていないのでこういったサービスを私用しなければ出会えません。せっかく、数千万円単位以上のお金を使い太陽光発電投資を行うのであれば、優良業者に依頼したいものですよね。
まとめ
太陽光発電投資の初期費用についてご紹介してきました。これから太陽光発電投資を検討している方は、参考になったのではないでしょうか。
太陽光発電投資の初期費用は、優良業者に依頼しなければ必要以上に高い費用になってしまう恐れがあります。そのため、業者選びには注意してください。
同じ売電収入であれば初期費用は安いほうがいいですよね。
初期投資が少なくなれば、利回りも良くなり回収年数も短くなります。業者選びを妥協せずに行い、適正価格で業者を選ぶようにしてください。
一括見積もりサービスがあるため、そういったサービスを上手に活用してお得に太陽光発電投資を行いましょう。
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