何か物事を始めるうえでやっておいて方がよいことは、きちんとした計画を立てることです。
計画がしっかりしていなければ、アイデアがよかったとしても失敗に終わってしまうことでしょう。
このことは、土地活用というビジネスにおいても同様です。大切なのは、事前のプランニングというわけですね。
本記事では、土地活用のプランを立てるうえで必要になってくる表やグラフなどについて紹介します。
最後まで記事を読んでもらえれば、「資金や経費などのことをまとめるためには、どういったものが必要なのか」がよく分かることでしょう。
これから土地活用を始めようと思っている人は、ぜひ読んでみてくださいね。
目次
資金計画表
まずは、資金計画表をつくってみましょう。資金計画表をつくれば、何に費用がかかるのか、その費用をどうやって調達するのかをまとめることができます。
資金計画表に記載する項目は、設備資金と運転資金、それらの調達方法、項目ごとにどれだけの費用がかかるかですね。それぞれがどういったものなのかを以下で説明しましょう。
設備資金
設備を用意するために必要な資金のことです。
店舗を構えての経営をする場合には、建物の購入費やリフォーム代などを記載することになります。
運転資金
経営を続けていくうえで必要な資金のことですね。この資金のことを深く考えずにプランニングすると、経営が破綻する恐れがあります。
調達方法
設備資金と運転資金、それぞれをどのように確保するかについてです。
自己資金でまかなうのであれば、「自己資金」となり、融資してもらうのなら、「金融機関からの借り入れ」となりますね。
必要な費用
「それぞれの項目にどれだけの費用が必要なのか」ですね。当たり前ですが、ここの金額を適当に考えてしまっては、プランが破綻する原因になります。
よく注意して計算しましょう。
このように、資金計画表では、以上のような項目の事柄を書く必要があるのです。土地活用を成功させるためにも、手を抜かずにしっかりと作成しましょう。
年間必要経費計画書
土地活用をするために必要な資金についてまとめた次は、どんな経費がどのくらいかかるのかをまとめてみてください。
経費をまとめることによって、その土地活用を行うためには、どのような支出項目があって、それらがどの程度の額なのかが一目で分かるようになります。
パっと分かるようにまとまっていれば、その土地活用の支出イメージをよくつかむことができることでしょう。
また、計画書をつくることで、経費の想定漏れを防げたり、額の問題に気づけたりと様々なメリットがあります。
どのくらいの収入を得ることができるのかも重要ですが、経費をきちんと知ることも重要です。そのため、慎重かつ正確につくることをおすすめします。
収支計算書グラフ
収支計算書をグラフ化したものもまた、直感的に資金の動きを知ることのできる有用なものです。
まず、収支計算書についてですが、これは1年の間にどれだけの収入と支出があったのかをまとめた文書のことですね。
先ほど紹介した資金計画書のように、項目ごとに額を記入するのが特徴となっています。
本題である収支計算書グラフは、収支計算書の収入の部と支出の部をそれぞれ円グラフにしたものですね。
円グラフにすることによって、どの項目がどれだけの割合なのかを視覚的に理解することが可能となります。
数字だけでなく、グラフという形でも収入と支出の確認をすれば、現在行っている土地活用の現状をより正しく知ることが可能でしょう。
収入計画書
収入計画書は、どれくらいの収入を得ることができるのかをまとめた文書のことです。この文書があれば、年間にどれだけの収入があるのかを把握することが可能でしょう。
こちらの文書も、先ほどから紹介している文書と同様に、項目ごとに金額を記入する必要があります。
もし、マンション経営をしているのなら、「家賃100万円」、「礼金10万円」といった風になりますね。
このように項目ごとの収入額を記入し、収入計画書をつくることで何かメリットがあるのでしょうか。
メリットとしては、今後、懐に入ってくる資金の額が見通せることですね。先ほど紹介した経費計画書と共に見れば、年間あたりの儲けを知ることもできます。
収入や経費の見通しを立てることは、土地活用が失敗してしまう確率を下げてくれます。
「儲かる土地活用と聞いているから、どんぶり勘定でOK」なんて思わずに、きちんと計画書をつくることが肝要です。
建物取得経費計算書
駐車場経営や太陽光発電といった建物が不要な土地活用もありますが、多くの土地活用では建物が必要です。
その建物を手に入れるためには、建物の代金だけでなく、様々な経費が発生します。
どういった経費がかかるのかを知るためにも、この建物取得経費計算書へそういった経費をまとめる必要があるのです。
どういった経費がかかるのかというと、業者への仲介手数料や不動産取得税などがかかりますね。
これらの経費を考えずに、「建物の値段=購入に必要な費用」と思ってしまうと、土地活用のプランが破綻してしまうことでしょう。
どのような経費があって、それらを網羅できているのかを確認するためにも、建物取得経費計算書をつくってください。
資金収支まとめ
ここでは、収入や支出をまとめた一例を紹介しましょう。これまでに紹介した事柄のイメージがつかめますよ。
15年間の賃料収入 | 140,000千円 |
15年間の資金支出 | 6,000千円 |
協力金返済 | 24,000千円 |
借入金返済 | 0千円 |
建物税金 | 4,973千円 |
土地税金 | 0千円 |
火災保険料 | 988千円 |
諸費用 | 2,984千円 |
15年間の支出合計 | 38,945千円 |
15年間の資金収支 | 105,056千円 |
遠鉄建設株式会社より引用
年平均 | 7,004千円 |
月平均 | 584千円 |
月坪あたり | 1,167千円 |
投資利回り | 28.26% |
純利回り | 20.62% |
遠鉄建設株式会社より引用
このように、資金がどうなっているのかをまとめることによって、月や年あたりの儲けや利回りを知ることが可能となります。
「どのくらい儲かるのか」「利回りはどの程度のものなのか」という、土地活用を始めるうえで特に気になる要素について分かるわけですね。
自分のやろうとしている土地活用の儲けの大きさや利回りの高さなどを知りたい場合には、こういった形でまとめることをおすすめします。
土地活用のプロに相談して資金計画書を貰う
事細かにまとめた資金計画書を自力で作成するのは、少々手間がかかります。
そのうえ、想定しなければならない項目が漏れてしまったり、額が適切でなかったりする恐れがありますね。
作成の手間を省きつつ、きちんとした資金計画書を手に入れるためには、土地活用のプロへ相談するのがよいでしょう。
餅は餅屋という言葉があるように、難しいことはその道のプロへ任せるのが一番です。
やろうとしている土地活用の業者や、土地活用そのものに精通している会社に相談すれば、資金計画書をもらうことができるでしょう。
「土地活用で困ったときには、まずプロへ相談」と覚えておいてください。
一括資料請求サービスを活用しよう
先ほど紹介した通り、「土地活用を始めたい人はプロへ相談するのが一番」ですが、最初から直接相談しに行くのはちょっとハードルが高いと思う人もいることでしょう。
そういった人は、土地活用会社が実施している一括資料請求サービスを利用することをおすすめします。
直接相談することに抵抗がある人へおすすめする理由ですが、「土地活用会社のwebページから無料で利用することが可能だから」です。
「実際に人と会って話すのはちょっとなぁ」という人でも、このサービスを利用すれば、家にいながら様々な情報を手軽に手に入れることが可能となっています。
土地活用をやりたいと考えている人は、一括資料請求サービスという便利なサービスがあることを覚えておいてくださいね。
資料を貰うだけではなく無料相談も可能
一括資料請求サービスを実施している土地活用会社へは資料請求だけでなく、土地活用の相談をすることも可能です。
それも、資料請求と同様に、無料で相談することが可能となっています。
お金をかけることなく、土地活用の相談に乗ってもらえるというのは、非常に嬉しいことですね。
このように、土地活用の資料集めも、どういった土地活用をしたらよいのかの相談も、土地活用会社なら両方ともできるというわけです。
不動産業者や何か特定の土地活用を専門に扱っている業者へ相談するのもよいですが、「土地活用会社を頼る」という手もあることを頭に入れておいてください。
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